ECサイトとは
ECサイトは、商品やサービスを訪問者に直接販売することを目的とするサイトのことです。
Amazonや楽天市場などが挙げられます。
ECサイトならではの機能として、カート機能・決済システム・受注管理システムなどが挙げられます。商品を販売するための機能が必要となります。
ECサイトに必要な機能とは
ECサイトには、商品を販売するためのさまざまな機能が必要です。
一般的に使われているECサイトに求められる機能を解説します。
在庫管理機能
在庫管理機能とは、ECサイトに商品情報を登録したり、編集したりする機能です。
顧客が商品を購入したら在庫数を減らすなど、在庫数量の管理機能も必要です。
受注管理システム機能
受注管理システム機能とは、受注確認から入金確認、出荷、またはキャンセルまでの処理を正確かつ迅速に進める機能です。
受注管理システム機能があれば作業効率も向上し、納品までの時間を早めて顧客満足度の向上にもつながります。
セキュリティ機能
セキュリティ機能とは、お客様に安心して買い物をしてもらうための、入力した個人情報データを保護するSSL（暗号化通信）などの機能です。
クレジットカード決済を導入する場合は、カードの不正利用防止効果がある「3Dセキュア」やセキュリティコードの入力といった機能もあると、さらに安心でしょう。
顧客管理機能
顧客管理機能とは、サイト内で商品を購入した顧客の情報を管理するための機能です。
個人情報が含まれるため、情報の取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
問い合わせフォーム
問い合わせフォームとは、お客様からの問い合わせを受けつける専用のフォームのことです。
問い合わせ内容を書く欄に加えて、必要であれば氏名や住所、電話番号などの情報を入力する欄も設けます。
カート、決済機能
カート、決済機能とは、ECサイト内での購入や支払いを行う機能です。
ECサイトで商品を購入する場合は、カートに商品を追加して、まとめて決済を行うやり方が一般的です。
決済は、クレジットカードやコンビニ払い、キャリア払いなど、たくさんの方法があります。
希望する方法で決済できないと、顧客はサイトを去ってしまう可能性もあるので、ユーザー層に合わせて、複数の決済方法を導入しておくと良いでしょう。
クーポン、キャンペーン機能
クーポン、キャンペーン機能とは、割引や送料無料などのクーポンを発行したり、キャンペーンを開催したりすることで販売促進をする機能です。
クーポンの適用などがスムーズに行えるように、あらかじめECサイト内にクーポンやキャンペーンの機能を持たせておきましょう。
分析機能
分析機能とは、顧客がECサイト内でとった行動を収集し、分析する機能です。
どのページがどれくらいのアクセス数だったのか、商品を買った顧客が別に興味を示したページは何だったのかなど、顧客の動きを分析することでECサイトの改善や商品企画につなげられます。
ECサイトの構築方法
ECサイトを構築する場合、構築方法は【モール型】と【自社EC型】の大きく2つに分かれます。
モール型と自社EC型のどちらを利用するかによって、メリット・デメリットは大きく変わります。
それぞれ見ていきましょう。
モール型のメリット・デメリット
「モール型」とは、Amazonや楽天市場などのショッピングモールに出店することを示します。
メリット
・モール経由での集客を見込める
・出店するハードルが低い
デメリット
・モール内での集客争いが苛烈
・オリジナリティを出しにくい
・一部の顧客データしか収集できない
モール型はオープンまでの準備や進め方が整備されているため、専門知識のない方でも比較的出店がしやすい反面、競合も多く、手放しで人が集まるわけではないので注意しましょう。
自社EC型のメリット・デメリット
「自社EC型」とは、ネット上で独自にネットショップを立ち上げることを示します。
メリット
・自由にカスタマイズがしやすい
・ブランディングがしやすい
・顧客データを自由に収集・活用できる
デメリット
・出店するハードルが比較的高め
・成果が出るまで時間がかかる
自社EC型は自分のお店を自由にカスタマイズできるという大きなメリットがあります。
そのため、自社ならではのオリジナリティを出したり、世界観やブランディングなどの演出も再現可能です。
デメリットとしては、ECサイトをオープンするまでに初期投資（コストや時間など）がある程度必要な点が挙げられます。
自社に合ったECサイトの種類の選び方
モール型か自社EC型。「結局どれを選べばいいの？」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
結論、どれを選べばいいかは「自分が作りたいECサイトの目的」によります。
なので、手順としては、
- ECサイトを作る目的や背景を明確にする
- そこから逆算して必要な機能やシステムなどをまとめる
- フィットするECサイトの種類を選ぶ
というような流れです。
目的を明らかにすれば、それをもとに構築や準備を進めていけば、目的達成に着実に近づくことができます。
そのため、まずはECサイトを作る目的・背景や抱えている課題などを明確にするところから始めていきましょう。
