Google広告とYahoo広告の違いとは?

リスティング広告といえば、Google広告,Yahoo広告の2媒体が挙げられます。

「予算やリソースが少ないからどちらか一方の媒体からリスティング広告を始めたいけど、どちらが良いだろう。」と考えている広告主の方向けて、様々な観点から両媒体の違いを解説させていただきます。

Google広告とYahoo広告の7つの違い

【ユーザー層の違い】

パソコン、スマホともGoogleが7割を超える利用者数であり、Yahooは2割程度になっています。

世代別でいうと若い世代ほどGoogleの使用割合が高く、Yahooを使用するユーザーは40代以上になると増えてくるという傾向があります。

ユーザー数を見るとGoogleの方が有利に思えますが、Yahooしか使わないというユーザーが広告主の顧客になる可能性は十分になります。ユーザーの質で考慮すると、どちらの媒体が良いかはっきりと明言することは難しいでしょう。

【広告表示オプションの違い】

通常の広告文とは別に、追加のテキストや電話番号、サイトリンクなどの情報を掲載できる広告表示オプション。両媒体とも、広告表示オプションを設定することができ、広告配信には設定が必須になっておりますが、それぞれで設定できる表示オプションの数に違いはあります。

Googleは広告表示オプションを設定できる数が多いのは魅力ですが、設定できる業種が限られているものもあり、12種類全て設定する必要はありません。最低限設定が必要な表示オプションはYahooで設定できる4種のものになります。Yahooでは設定できないオプションで試してみたいものがあるという方は、Google検索広告をお選びいただくと良いと思いますが、特に広告表示オプションにこだわりがなければ、この点においてGoogle、Yahooどちらかが優位とは言えないでしょう。

【広告表示するユーザーの絞り方の違い】

リスティング広告は、指定した検索語句を検索したユーザーに対して、広告を表示するというシステムですが、広告表示するユーザーを属性や地域によって絞ることができます。年齢や性別などで商品購入対象でないユーザーを広告配信から除外することは、無駄なクリックを減らし費用対効果を高めるうえで重要な設定になりますので、ユーザーの絞り方を知っておくことは重要になります。

【広告形式の違い】

リスティング広告の広告文については、表示形式や文字数などでGoogle広告とYahoo広告の間で違いはありません。

しかしGoogle広告だけが利用できる広告の機能として、レスポンシブ検索広告(通称RSA)の設定が可能です。

レスポンシブ検索広告とは、複数パターンの広告見出しや説明文を登録しておくことで、ユーザーの検索語句に応じて自動的に最適な広告文のパターンを表示するという機能です。

この機能を使いたい場合は、Google広告を選択した方がよいでしょう。

【入稿規定】

Google広告とYahoo広告では、広告文で使用できる記号に違いがあります。

矢印の記号や商標記号などGoogle広告でしか使えないものや、≠や∞といった計算記号などYahoo広告でしか使えないものもあります。とはいえ、広告文で良く使われる記号は両媒体で使えるので、入稿できる記号による媒体の優位性はあまりないでしょう。

連携できるツール

Googleは広告以外にも、WEB集客を行う上で重要なツールがリリースされています。具体的に言うと、

・GoogleAnalytics(WEBページのアクセス解析ツール)

・Google Search Console(無料SEO解析ツール)

などが挙げられます。

Google広告はこれらのツールとデータを連携させることで、一歩進んだ施策を行うことができます。

例えば、「Analyticsでのみ計測できるユーザーデータをリスト化してGoogle広告で配信する。」「広告とオーガニックそれぞれの検索結果を確認する。」などです。

アクセス解析やSEOにも広告データを生かしたいということであれば、Google広告に優位性があるといえるでしょう。

【配信地域】

最後に、基本的なことですが非常に重要である広告を配信できる地域について述べさせていただきます。Googleは全世界で利用できるサービスであるため、Google広告も全世界で配信することはできます。一方、Yahooは日本国内で利用できるサービスです。そのため、広告配信は日本国内に限られます。

もし海外配信を行いたい、日本にいる外国人向けに広告を当てたいということであれば、Googleを選ぶほかありません。

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